審査員

三次審査員・
ファイナル審査員

日本のデザイン界を代表するクリエイターや有識者、メディア/評論家による審査を行います。なお、審査委員長・副委員長は両協会の会長が担当します。
※速報として途中経過をお伝えします。今後、新たな情報を更新していきます。


特別審査員(順不同・敬称略)

  • Ed Ng

    AB Concept 共同創業者兼代表

    ⾹港の主要なクリエイティブ・デザイナーの⼀⼈であるEd Ngは、共同創業者であるTerence Nganと共に、多分野で活躍するインターナショナルデザインスタジオab concept を設⽴した。⾹港で⽣まれ育ち、アジアと⻄洋の両⽅の影響を受けたEd は、その形成期において彼の設計理念と美学を形作り、異なる⽂化を理解すると共に、それらを融合させるデザインアプローチを⼿にしてきた。

    Ed は過去20 年間、フォーシーズンズ、ローズウッド、マンダリン・オリエンタル、リッツ・カールトンなど、ラグジュアリーホスピタリティ、ウェルネス、F&B の⼀流のクライアントのために⾰新的な空間を創造してきた。

    ⽇本アルプスの静寂に包まれた美しさにインスピレーションを受けながら、Ed は現在軽井沢の丘で⽣活している。 Ed はグローバルなデザインの世界に深く関わり続け、その経験と洞察を活⽤して現代のインテリアデザインの未来を形作っている。

  • 黒田 哲二Tetsuji KURODA

  • 鈴木 康広Yasuhiro SUZUKI

    アーティスト

    1979年静岡県生まれ。2001年東京造形大学卒業後、公園の遊具「グローブ・ジャングル」を使用した映像インスタレーション作品《遊具の透視法》(2001)、開いた目と閉じた目が描かれた紙の葉が「まばたき」をしながら空間に降り注ぐ《まばたきの葉》(2003)など、誰しもが持っている記憶や経験に新鮮な切り口を与える作品を制作。船の航跡が海や川を開く《ファスナーの船》、地球の引力を「遊び」に変換する《りんごのけん玉》など、身近な工業製品を媒介に、人間と自然を新たな視点から接続するアートワークを展開。主な個展として、2014年に水戸芸術館での「近所の地球」、2017年に箱根 彫刻の森美術館「始まりの庭」、2021年にはティコティン日本美術館(ハイファ)にて海外の美術館で初となる個展を開催。主な国際展として、セビリアビエンナーレ2008、瀬戸内国際芸術祭2010、第4回モスクワビエンナーレ、第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016では日本代表として展示を行った。2014毎日デザイン賞。主なパブリックアートに、《はじまりの果実》(十和田市現代美術館 蔵)、《渋谷の方位磁針|ハチの宇宙》(渋谷区)。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。日本デザインコミッティーメンバー。

  • 太刀川 英輔Eisuke TACHIKAWA

    デザイン戦略家

    デザイン戦略家として、気候変動の緩和や適応、再生可能エネルギー、防災、地域活性など社会課題を扱う数々のプロジェクトを手がける。
    建築、プロダクト、グラフィックなどの高い表現力を発揮するデザイナーとして、グッドデザイン賞金賞、アジアデザイン賞大賞、ドイツデザイン賞金賞をはじめ、国内外で100以上のデザイン賞を受賞。
    ACC賞審査委員長をはじめ、グッドデザイン賞、DFAA(Design for Asia Awards)、WAF(World Architecture Festival)等の審査員を歴任する。
    また産学官の様々なセクターの中に変革者を育むため、生物の適応進化から創造性の本質を学ぶ「進化思考」を提唱し、人文科学分野を代表する学術賞「山本七平賞」を受賞。ベネッセ教育研究所の「高等教育の未来を考える会」座長を務めるなど、創造的な教育の普及を進める。
    2021年にはアジアで最も歴史あるデザイン団体JIDA(公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会)の理事長に歴代最年少で就任し、世界デザイン会議の34年ぶりの日本開催などに貢献。2023年からは国連の特殊諮問機関であるWDO(World Design Organization)の理事を務め、デザインの社会普及に努めている。

  • 中村 拓志Hiroshi NAKAMURA

    NAP建築設計事務所 / 建築家

    1974年 東京生まれ。鎌倉と金沢で少年時代を過ごす。 1999年 明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年隈研吾建築都市設計事務所入所。 2002年 NAP建築設計事務所を設立。現在、明治大学 理工学部 特別招聘教授、NAP建築コンサルティング、NAP International、NAPデザインワークスの代表も務め、街づくりから家具まで、扱う領域は幅広い。自然現象や人々のふるまい、心の動きに寄りそう「微視的設計」による、「建築・自然・身体」の有機的関係の構築を信条としている。そしてそれらが地域の歴史や文化、産業、素材等に基づいた「そこにしかない建築」と協奏することを目指している。近年はそのエッセンスを日本の伝統的な建築や庭園文化の中に発見し、それらの再構築にも取り組んでいる。
    受賞歴:日本建築学会賞(作品)、日本建築家協会環境建築賞 大賞、日本建築士会連合会 建築作品賞 大賞、日本空間デザイン賞 KUKAN OF THE YEAR、ARCASIA Awards for Architecture, Building of the Year、LEAF AWARDS, Overall Winner、WAN Sustainable Buildings of the Year, Winner ほか多数
    著書・作品集:『微視的設計論』LIXIL出版、『地域社会圏モデル』(共著)LIXIL出版、『JA114, Summer 2019: Hiroshi Nakamura & NAP中村拓志』新建築社ほか

  • 成瀬 友梨Yuri NARUSE

    成瀬・猪熊建築設計事務所 / 建築家

     1979年愛知県生まれ。2004年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2007年同博士課程単位取得退学。2007年成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。2009東京大学特任助教。2010-2017年東京大学助教。2022年よりグッドデザイン賞審査員。  「シェアする場をつくること」をコンセプトに建築やインテリアの企画・設計を行なっている。
    代表作に「お宿Onn 中津川」「LT城西」「柏の葉オープンイノベーションラボ」「ソウルメトロ・ノクサピョン駅デザイン改修(Dance of light)」など。
    主な受賞に、ウッドデザイン賞2024奨励賞、第33回AACA賞 優秀賞、大韓民国公共デザイン大賞 国務総理賞、第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 出展 特別表彰。 
    主な著書『シェアをデザインする』(共編著)、『シェア空間の設計手法』(責任編集)、『子育てしながら建築を仕事にする』(編著)  3冊とも学芸出版

  • 平綿 久晃Hisaaki HIRAWATA

    株式会社モーメント / 空間デザイナー

    2005年にMOMENTを渡部智宏と共に設立。立体と平面を包括するシームレスなデザイン思考を活動の基盤とする。
    近作に「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE ニューヨーク旗艦店」「PAYSAGE代官山本店」「LIVING MOTIF」「SUQQU」「BRIDGESTONE Innovation Gallery」など。 『シームレス・デザインの思考』(グラフィック社)、『Redefining the Brand Experience』(FRAME)が近年刊行された。
    http://www.moment-design.com

  • ブライアン・ヴァン・スティップドンクBrian van Stipdonk

    スターバックス グローバルコンセプト
    クリエイティブ ディレクター

    私はミシガン州デトロイト出身。日常に潜む矛盾を観察し、そこに秘められた可能性を見出すことで、独自のデザインアプローチを築いてきた。矛盾を受け入れることで創造性を磨き続け、人々の暮らしを豊かにすることを探求している。
    家具デザインから大規模な複合開発まで、多岐にわたるプロジェクトを手がけ、これまで15カ国で活動。30年以上にわたり、ロサンゼルス、サンフランシスコ、東京、シアトルのRTKL、Gensler、ZGF Architectsなどの著名な建築設計事務所で、幅広いクライアントやチームと協業してきた。これまでに、キャピタランド、セントラル パタナ、ブラウン ブラザーズ ハリマン、ハード ロックカフェ、アヤラ ランド、マイクロソフト、ボーダフォン、イトーキなど、国際的な企業のデザインを手がけている。
    現在は東京を拠点に、スターバックス グローバル コンセプト チームのクリエイティブ ディレクターとして、アジア太平洋地域、中国、日本におけるプロジェクトを推進している。

  • 村上 要Kaname MURAKAMI

    「WWDJAPAN」編集長

    静岡県出身。東北大学教育学部で障害児教育を専攻後、地元の静岡新聞社に入社して社会部の事件記者を務める。一身上の都合で退職後、アメリカ・ニューヨークに渡り、州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology)でファッション・コミュニケーションを専攻。現地で2誌の編集アシスタントを経験して帰国。INFASパブリケーションズに入社して、「WWDJAPAN」のタイアップ担当、「WWDBEAUTY」の立ち上げデスク、「ファッションニュース」編集長などを経て、「WWDJAPAN.com」編集長に就任。現在は「WWDJAPAN」編集長として、紙面とウェブメディアの編集コンテンツを束ねている。

  • 山本 尚美Naomi YAMAMOTO

    株式会社NY4代表取締役 / 東北大学特任教授(客員)

    1987年資生堂入社後、一貫して空間デザイン、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザインに携わる。東京、ニューヨーク、上海、北京にてグローバルプロジェクトのクリエイティブディレクターを経て、宣伝部長、クリエイティブ本部長、チーフクリエイティブオフィサーを歴任。2022年には資生堂クリエイティブ株式会社を設立し代表取締役社長を経て、独立、現在に至る。グローバルブランディング、ブランドアイデンティティ、コーポレートコミュニケーション、CIマネジメントのほか、ブランド開発、ビジネス再生、DE&I、文化継承などをテーマに、美を通じて新しい価値創りや次世代支援などさまざまなプロジェクトを手がける。

  • 吉田 愛Ai Yoshida

    建築家 / SUPPOSE DESIGN OFFICE株式会社代表取締役

    1974年広島生まれ。 SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.共同主宰。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設など国内外で多数のプロジェクトを手がける。JCDデザインアワードなど多数受賞。主な作品にNOT A HOTEL NASU 、ONOMICHI U2 、渋谷区ふれあい植物センターなど。近年では絶景不動産や社食堂等の新規事業のプロデュース・経営総括を担う。2021 年、新たに空間プロデュースやインテリアスタイリングを事業の核とする「etc inc.」を設立。2023年、広島本社の移転を機に商業施設「猫屋町ビルヂング」の運営もスタートと同時に「yacone」というアイスクリーム事業もスタートするなど事業の幅を広げている。建築を軸に分野を横断しながら活動している。
    作品集に「SUPPOSE DESIGN OFFICE -Building in a Social Context」(FRAME社)、20周年記念のノンフィクションブック「美しいノイズ」(主婦の友社)がある。

他三次審査員未定

審査委員長

  • 窪田 茂Shigeru KUBOTA

    (一社)日本商環境デザイン協会理事長/ Degins JP株式会社代表 / 一級建築士

    1969年東京都生まれ。99年設計事務所などを経て独立。2003年、窪田建築都市研究所を設立。2023年社名をDegins JPへ変更。建築、インテリア、プロダクトを中心に、さまざまなジャンルや業態のデザインを行っている。企画開発やプロデュースも行い、人が集まりコミュニティーが生まれる場所づくりを提案している。代表作に「The WAREHOUSE」( 川崎殿町)、「METoA Ginza」総合プロデュース兼空間デザイン、「Mercedes-Benz Connection」( 六本木、他)、「今治タオル青山店」「café 1886 at Bosch」「UT STORE HARAJUKU. Galaxy Harajuku」「HIYORI CHAPTER KYOTO, A TRIBUTE PORTFOLIO HOTEL」などがある。


審査副委員長

  • 出原 秀仁Hidehito IZUHARA

    (一社)日本空間デザイン協会会長/ 空間プロデューサー / 駒沢女子大学人間総合学群住空間デザイン学類非常勤講師

     1960年東京生まれ。空間を3Dの目に見える造形ではなく、シーン(情景)として捉え、その場の情緒要素(音、香り、光、会話、時間の移ろい、物語など)をプログラミングする独自の「シーンメイク」デザイン手法で、大型商業施設、エンターテインメント環境、ホテル&リゾート、エキジビション、医療空間など幅広い分野で事業企画・コンセプト開発・デザインディレクションを手がける。
    代表プロジェクト:Tokyo Disney Resort“イクスピアリ”プランニング&環境総合ディレクション、“横浜赤レンガ倉庫2号館“開発コンセプトメイク・商環境総合ディレクション、国際博覧会 ”愛・地球博” 日本政府館 展示デザインディレクション・建築ライティングデザイン、横浜元町ショッピングストリートデザイン&タウンリブランディング、札幌グランドホテル・パークホテル リブランディング・総合デザインディレクションなど。

クレジット表記内の法人格表記等は省略させていただいております。審査員は状況により変更となる場合がございます。ご了承ください。

一次審査員・
二次審査員

空間デザインに従事し、専門的で広い知識と経験、見識に長けたメンバーによる審査(2024年度審査員)

決定次第、このページで発表いたします。


◼️ 二次審査員(38名 JCD19名 / DSA19名)

二次専任審査員(JCD4名 / DSA4名)

Aグループ審査員(JCD5名 / DSA5名)

Bグループ審査員(JCD5名 / DSA5名)

Cグループ審査員(JCD5名 / DSA5名)


◼️ 一次審査員(90名 JCD45名 / DSA45名)

Aグループ審査員(JCD10名 / DSA20名)

Bグループ審査員(JCD20名 / DSA10名)

Cグループ審査員(JCD15名 / DSA15名)

※ グループリーダー◎及びジャンルリーダー○は二次審査員も兼任します。
※ 審査員は状況により変更となる場合がございます。ご了承ください。